鯖江市の西山動物園に、宮城県の動物園から雌のレッサーパンダが新たに仲間入りし、一般公開されています。公開初日には大勢のレッサーパンダファンが詰めかけ、さっそく園の人気者となっているようです。

◆活発で食べるの大好き「アケビ」ちゃん

新たに仲間入りしたのは、宮城県仙台市の八木山動物園で生まれ育った5歳の雌のレッサーパンダ「アケビ」です。
  
西山動物園にいる7歳の雄「かんた」の繁殖ペア候補として1月28日にやってきました。
  
他のレッサーパンダと比べて毛の色が濃いのが特徴の「アケビ」。とても活発な性格で、食べることが大好きだそうです。

7日の一般公開には、県内外から多くの観客が詰めかけ、すでに人気者の風格が。
  
園から歓迎のランチプレートがプレゼントされると、盛り付けられたリンゴやニンジンを夢中でほおばり、可愛らしい姿を見せていました。
   
来園した人は「お上品な顔つきでとてもかわいい!目もクリクリしている」「西山動物園のアイドルとして活躍してほしい」とその愛らしさに魅了された様子。「カップリングするので、うまくいってほしい」とエールを送るファンもいました。

◆動物園の“目玉”として来園

いまや眼鏡と並び、鯖江のシンボルともなっているレッサーパンダ。そもそもの始まりは、西山動物園が開園した1985年にまでさかのぼります。
  
当時、鯖江市長だった山本治さんが市と交流があった中国に働き掛け、動物園の目玉として招き入れました。
  
開園と同時に3頭のレッサーパンダがお披露目されると、その姿を一目見ようと年間24万人以上の来園者でにぎわいました。

◆国内有数の繁殖実績

以来、これまでに西山動物園で生まれ育ったレッサーパンダは49頭。他の園からの
受け入れを含めると飼育数は68頭にのぼり、いまや全国でも有数の繁殖実績を誇る動物園です。
  
飼育員の大出章平さんは「西山動物園でレッサーパンダが元気に繁殖して、命のバトンをつないでいけるように、まずは飼育環境をしっかりと整えて、今いるレッサーパンダたちが快適に過ごせる環境作りに努めたい」と話します。
    
今回新たに「アケビ」が加わり、西山動物園が現在飼育するレッサーパンダは雄4頭、雌5頭の合せて9頭になりました。

◆パンダなき今…

ちなみにレッサーパンダは日本の各動物園所有になっているため、中国には返還されません。ジャイアントパンダなき今、日本の“パンダ界”の主役に躍り出たレッサーパンダ。

飼育員によりますと「アケビ」と繁殖ペアの「かんた」の相性は良さそうということで、さっそく2頭は同居を始めました。新たなベビー誕生となるか―
        
レッサーパンダ人気とさらなる西山動物園の魅力発信に期待がかかります。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。