“令和の米騒動”ともいわれ、高騰が続いたコメの価格。5キロ4000円台が当たり前になりつつある中、全国では価格が下がり始めています。その流れは福井の売り場にも及び始めています。
       


田島嘉晃アナウンサー:
「福井市内のスーパーのコメ売り場です。高値が続く中、10キロ9580円(税抜き)のコメが1300円引きの8280円と、期間限定で価格を抑えた販売が始まっています」
  
福井市にあるAコープやしろ店では、2月に入りコメの値引き販売を始めました。福井のブランド米「いちほまれ」5キロが700円引きの4580円(税抜き)。コシヒカリ10キロも1000円引きで8000円を切る価格(税抜き)となっています。


Aコープやしろ店・山上剛副店長は「卸売業者に売りたい意向を伝え、努力してもらっている」とします。
  
実はこの店では、去年12月にも同じ値幅で値下げを実施し、売れ行きが好調でした。1月は実施しなかったところ、売れ行きが伸び悩んだことから、再び値下げに踏み切ったのです。


全国のコメ価格は、ピーク時よりは下がってきていて、農林水産省のまとめでは、去年11月には5キロの平均販売価格が4400円台まで上がりましたが、直近は4142円(税込み)と、高い水準ではあるものの山は越えつつある状況です。
  
買い物客の中には「5キロ3500円ぐらいがいいかな。古古米でもおいしいと言われていたけれど、実際食べてみるとやっぱり全然違った。コメが大好きなので、この値段でも十分」と話す人も。


日に日にコメの価格が下がり始めた背景には、いわゆる“コメ余り”への警戒感があります。
  
去年、卸売業者が大量に仕入れた在庫が思うように減らず、安くしてでも小売店に出荷したいという思惑が働いていると指摘されています。
  
この先の価格の推移についても、取引関係者の間では値下がりを見込む声が広がっています。
 
山上副店長:
「今後、価格が落ちる見通しがあるのであれば、またそれに応じた価格の対応はしたい。生産者と消費者、それぞれに良い価格を出していきたい」
   
在庫が増え、見通しが変わりつつある中で、県内でも出てきた価格を抑える動き。消費者と生産者、双方にとって納得できる価格をどう探っていくのか。現場の模索が続いています。

福井テレビ
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