【2020年予測】天皇皇后両陛下 新たな御覚悟で臨まれる2020年 複雑なパズルを解いていく問題も

カテゴリ:国内

  • 即位関連儀式を終え、2020年を新たな覚悟で臨まれる天皇皇后両陛下
  • 上皇后さまのご体調が心配される中、お引越しも
  • 皇位の安定的な継承や女性宮家の問題は政治決断を

2019年は皇室の皆様にとって節目の年になりました。ご退位、ご即位の行事に出席されたほか、公務の分担も変わり、初めての行事に出席されるなど、お忙しい一年でした。2020年を迎えましたが、相変わらずお忙しい一年が予想されています。

2020年はこれまで以上の御覚悟で

2019年5月1日「即位後朝見の儀」に臨まれる天皇皇后両陛下

両陛下は、昨年5月1日にご即位した以降に、天皇として四つの地方公務に出席したほか、叙勲など天皇としての公務をこなされました。こうした行事は、実は、10月の即位礼正殿の儀、11月の大嘗祭より前に行われています。つまり、即位の重要儀式が全て済む前に臨まれた儀式となります。

そうした意味では、即位関連儀式を終えた両陛下が2020年から全ての行事に臨むわけで、これまで以上に天皇皇后としてのご覚悟を持ち行事をこなされることになります。

雅子さまのご体調

この中で、注目していきたいのは皇后・雅子さまのご体調です。お誕生日のご会見や医師団の見解を見ても、雅子さまがいかにギリギリのご体調の中で儀式に臨み続けられたかが拝察されます。

56歳の誕生日会見でお気持を述べられる雅子さま

1月は、新年行事が続き、歌会始が終わるとゆっくりできる時間ができます。こうした時間を使い、体調を整えられながらその後の行事にも出席されていくと思われますが、あるときには、陛下お一人で行事に臨まれることがあるかもしれません。そこはご体調を鑑みた上でのことなので、お休みされる雅子さまを私たちは受け入れる心構えを今からしておく必要もあるのではないでしょうか。

最近の行事では、両陛下のご出発が定刻より遅くなることが多々あります。出迎えの方やお見送りの方に丁寧に対応されているためのようです。こうしたこともお仕えする方々の工夫が必要になってくると思います。

勤労奉仕団へのお声がけは・・・

ここまで回復している皇后・雅子さまが未だに姿を見てられていない行事があります。それは、勤労奉仕団へのご会釈です。勤労奉仕団とは、皇居内や赤坂御用地の清掃などを手伝ってくれるボランティアのことです。両陛下時代の上皇ご夫妻は、皇居内で清掃してくれた勤労奉仕団のみなさんとお会いになり、代表者に声をかけられていました。赤坂御所を清掃してくれた人たちには、皇太子時代の陛下が声をかけられています。

ただ、雅子さまは、平成26年1月に勤労奉仕団にご会釈されて以来、姿を見せられていません。平成26年もこの一回だけです。現在はご体調の管理を優先されていいですが、ボランティアの方々にもいつの日かお声がけいただければと思っています。

愛子様のご進学

長女の愛子さまは、3月に学習院女子高等学校を卒業し、大学に進まれる予定です。今のところ学習院大学が有力視されていますが、どの学科に進まれるのか不明です。どの学科に進学しても、いろいろな経験を積み、友人を作り今後のご成長にとり大切な時間を過ごしていただきたく思います。

18歳になられた愛子さま

上皇ご夫妻のご体調とお引越し

上皇ご夫妻は、ご退位以降、穏やかな生活を送られているようです。ただ、上皇后さまのご体調は少し心配です。普段通りのご生活は難なくお過ごしのようですが、昨年9月には乳がんの手術を受け、未だに減少した体重はお戻りになってないようです。この春には、皇居の吹上仙洞御所から、高輪の皇族邸へとお引っ越しが予定されています。

86歳と85歳というお年を考えると、環境が大きく変わることでお疲れが貯まることが心配されます。

ご退位後、穏やかな生活をお過ごしの上皇ご夫妻

秋篠宮さまは立皇嗣の儀式に

秋篠宮さまは今年4月19日、立皇嗣の礼に臨まれます。この儀式は、内外に皇位を継ぐ第一位の皇嗣であることを宣言するものです。皇居宮殿で行われる儀式の後には、即位の儀式と同じように、宮中三殿や伊勢神宮、神武天皇陵などに皇嗣となったことを報告もされることになります。

この中で大切と思われることは、秋篠宮ご夫妻が宮中三殿を殿内に入り拝礼されることです。秋篠宮ご夫妻はご結婚の際に殿内に入られていますが、それ以外は殿外から拝礼されてきました。殿内に入ることで、どのような作法で拝礼するか、きちんとした伝承が行われます。こうしたご経験は悠仁さまへも受け継がれるわけで、そうした意味でも大切な経験をされていくことになるのです。

眞子さまのご結婚

さて、2020年を迎える中で、最も興味を引くのが眞子さまのご結婚についてではないでしょうか。11月30日に秋篠宮さまがお誕生日に際しての記者会見で、
「昨年の2月に今の気持ちというのを発表しているわけですので、何らかのことは発表する必要があると私は思っております。それから長女との話し合いですね。それについては、結婚のことについては話をする機会はありません」
と述べられました。

秋篠宮さま54歳の誕生日に

昨年の2月とは、2018年2月に眞子さまが文書で、
「それぞれの親や関係の皆様と相談を重ねた結果、この度、今後の私たちの結婚とそれに関わる諸行事を、これから執り行われる皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後の再来年に延期し、充分な時間をとって必要な準備を行うのが適切であるとの判断に至りました」とお気持ちを記されたことを示されています。

ご退位とご即位の儀式が滞りなく終了し、2020年は動きを始められてもいい時期となりました。ただ、秋篠宮さまは、結婚について眞子さまと話をする機会はないとも明かされていることを考えますと、秋篠宮さまが眞子さまに直接、「何らかの発表」を求められたとは考えにくく、記者会見でのお言葉も眞子さまと小室圭さんに向けて発せられたとも思えます。

ただ、眞子さまも綴られたように2020年という年になんらかの動きを見せられても不思議ではありません。2月以降に、何らかの文書をお出しになるのではないかと思います。今のお気持ちを明かされることで、国民に祝福されるよう、そのご努力を私たちも理解する第一歩となるのかもしれません。

その他の宮家の方々

皇室の方々には高齢になられた方もいらっしゃいます。

三笠宮妃百合子さまは今年97歳に、常陸宮さまは85歳になられます。
常陸宮妃華子さまは、腰の調子が悪く、杖をつかれるなど皆様が末永くお健やかであらせられることをお祈りしています。
寛仁さまの長女・彬子さま、次女の瑤子さま、高円宮家の長女・承子さまといった女王さま方はみなさま適齢期を迎えられており、年内にご結婚という話がまとまられる方もいるかもしれません。
現在の皇室典範では、女性皇族は結婚すると皇室を離脱されます。
皇室の人数が少なくなる中、どのように公務を分担していくか、再び注目が集まりそうです。

女性宮家・・・そして皇位の安定的な継承は

この問題は、はっきり言って政治の問題です。
上皇さまの退位に関する特例法の付帯決議として
「政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、皇族方の御年齢からしても先延ばしすることはできない重要な課題であることに鑑み、本法施行後速やかに、皇族方の御事情等を踏まえ、全体として整合性が取れるよう検討を行い、その結果を、速やかに国会に報告すること」と衆参両議院で可決されています。

つまり、皇位の安定的な継承や女性宮家の問題について、特例法の施行後速やかに議論をすることになりましたが、未だに議論は始まっていません。

一連のご即位の儀式も終わった2020年となり、いよいよ議論を始めるときが来ました。

女性天皇、女系天皇、養子縁組、など解決するには複雑なパズルを解いていかなければいけませんが、この問題は、皇族方の身の振り方、人生に大きく関わることです。政争の手段としてではなく、議論が速やかに行われ、国民だけでなく皇室の皆様にとっても納得のいく結論を出していただけるよう切に希望してやみません。

【執筆:フジテレビ 解説委員 橋本寿久】

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