ジャニーズ事務所は9日、代表取締役社長のジャニー喜多川氏が死去したと発表した。
死因は解離性脳動脈瘤破裂による、くも膜下出血で、享年87歳。
ジャニー喜多川氏は1931年、アメリカ・ロサンゼルスで生まれ、日本に移った後、芸能界に入り、株式会社ジャニーズ事務所を設立した。
その後、フォーリーブス、少年隊、光GENJI、SMAP、嵐など人気男性アイドルを多数育て、音楽プロデューサーとして日本の芸能界の発展に貢献した。
そして2011年、ギネス・ワールド・レコーズによって「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」などに認定された。
この記事の画像(3枚)ジャニー氏は6月18日午前、東京・渋谷区の自宅で倒れて意識不明の重体となり、救急車で都内の病院に搬送され、治療を受けていたが、9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため、息をひきとったという。
ジャニーズ事務所によると、病院の協力もあり、自身にとって子供のような存在のタレントとの面会を果たすことができたということで、「世界中にジャニーの願いが届きますよう、タレントとスタッフ一丸となり、精進してまいります」とのコメントを出している。
通夜・告別式は、所属するタレントのみで執り行われるという。
三田アナ「ジャニーさんの情熱と愛情でタレントが輝いた」
三田友梨佳アナウンサーは、ジャニー氏の死去と芸能界への貢献についてスタジオでコメントした。
三田アナウンサー:
去年、わたしは、ジャニーさんが特別な思いをもって構成、演出を手掛けたA.B.C-Zのジャニーズ伝説という舞台を拝見しました。
ジャニーさんと、初代ジャニーズの成長と奮闘の物語です。
そこで描かれていたジャニーさんは、アイデアにあふれていて、行動的で、優しさに満ちた方でした。
それがジャニーさんの姿で、その情熱と愛情で所属しているアイドルの皆さんは輝いているのだと、心から思いました。
どれだけエンターテインメントに情熱を傾けてきたかは、ジャニーズ事務所の皆さんのパフォーマンスの質の高さが表していると思います。
心より、お悔やみ申し上げます。