学生の夏休みも後半に入り、そろそろ宿題の進捗状況も気になる時期です。この夏休み、高校1年生になった秋篠宮家の悠仁さまは、クラブ活動などで登校する傍ら、ご両親の公的な活動にも何度か同行されました。

皇族として、またひとりの高校生として、悠仁さまが夏休みをどのように過ごされたのか、これまでの皇室の方達の夏休みのエピソードを交えて紹介します。

“文化部のインターハイ“視察 学校の先輩を応援

先月31日、有楽町で「全国高校総合文化祭」の開会式が行われ、悠仁さまはご両親と共に出席されました。“文化部のインターハイ”と呼ばれるこの行事。悠仁さまは今年初めて会場に足を運び、父秋篠宮さまのおことばを初めて会場の客席で直接お聞きになりました。

この記事の画像(52枚)
高校総文祭の開会式に出席される秋篠宮ご夫妻と悠仁さま(先月31日 東京・有楽町)
高校総文祭の開会式に出席される秋篠宮ご夫妻と悠仁さま(先月31日 東京・有楽町)

高校総文祭は各都道府県持ち回りで行われますが、今年は地元東京での開催だったことから、悠仁さまは百人一首、書道、写真、美術工芸、軽音楽(バンド演奏)、合唱と、様々な部門のパフォーマンスや展示を見て回られました。

畳の上の格闘技とも呼ばれる「小倉百人一首かるた」のトーナメントには、悠仁さまの通う筑波大附属高校の2年生も東京代表として出場していたので、学校の先輩の活躍にも注目されていたのではないかと思います。東京代表は3年連続優勝を果たしました。

同世代の行事への参加は秋篠宮家の伝統

この行事には、ご夫妻は2007年以来長年出席を重ね、これまでも、高校生になった長女の眞子さん、次女の佳子さまを伴われているので、「秋篠宮家の夏休みの伝統行事」とも言えます。その理由としては・・・●成年皇族としての活動を見据えて、年齢に応じて少しずつ経験を ●世代の近い若い人に関する行事は取り組みやすい ●同世代との交流から良い刺激や学びがある ●夏休み中で学業への支障が無い などが挙げられます。

同世代の行事に参加する取り組みは、上皇ご夫妻の教育方針でもあり、秋篠宮さまも高校時代、インターハイなどに参加された経験があります。

こうした活動の意義について、秋篠宮さまは、以前、「その行事に参加している(同世代の)人たちとの交流を深めると,恐らく自分の世界も広がるのではないかということを言った記憶があります。あとは二人が私なり,家内がしている様子を見て良いところ,悪いところを判断しているのではないかと思います」と述べられています。

このおことば通り、悠仁さまは、今回、ご両親の振る舞いに注意を払われている様子が垣間見えました。佳子さまや眞子さんの高校時代に取材した当時を振り返ると、眞子さんがご両親より前に出ないように慎重について回る姿、一方、佳子さまは瞳をくるくると動かし、その場の状況を注意深く観察されていた姿が思い出されます。

今回、弟の悠仁さまは、思春期で少し気恥ずかしさもあったと思いますが、マーチングバンドのパレードに戸惑いながら手を振られる場面もあり、ご姉弟三者三様のお姿でした。

マーチングバンドのパレードに手を振られる悠仁さま
マーチングバンドのパレードに手を振られる悠仁さま
高校総文祭を視察される秋篠宮さまと眞子さん(2007年)
高校総文祭を視察される秋篠宮さまと眞子さん(2007年)
高校総文祭を視察される秋篠宮ご夫妻と佳子さま(2010年)
高校総文祭を視察される秋篠宮ご夫妻と佳子さま(2010年)