社員らによる巨額の着服問題で揺れるプルデンシャル生命保険が23日午後、一連の問題について会見を行いました。
顧客との契約数は460万件以上に上る外資系保険大手のプルデンシャル生命保険。
107人の社員や元社員が、架空の投資話を持ちかけるなどして500人以上の顧客から総額約31億円もの金銭をだまし取るなどの不適切行為を行っていたことが明らかになっています。
プルデンシャル生命保険・間原寛社長:
営業社員に対する営業管理職による管理や本社によるけん制が不足し、営業社員がお客さまと密な関係を築く中で行われた不適切な事象を検知することは十分にできておりませんでした。
次期社長の得丸取締役は、過度に業績に連動する報酬制度に問題があったと説明し、5月にも見直すと言及。
プルデンシャル生命保険取締役および次期社長・得丸博充さん:
成果さえあげれば報酬を得られるといった、間違った認識を持つリスクがありました。健全な営業活動を適切に動機づけられるものになるよう、今年度の前半には基本設計を決定したいと考えております。
そして、質疑応答ではこんな厳しい質問も。
記者:
詐欺師などを含めた連中を抱える犯罪組織なのかとネットの声などがある。みなさんは保険会社なのでしょうか。
プルデンシャル生命保険・間原寛社長:
もちろん生命保険会社として日本で事業を行っています。
被害総額の約31億円のうち、約23億円はいまだ返金されていません。
今後、専門家で構成する第三者委員会を設置し、補償の必要があると判断したものは会社が全て補償するということです。
元社員の男性は、会見の内容をどう受け止めたのか。
元社員:
本当に信頼をもう1回取り戻そうとする(被害補償は)会社としての最低限の行いだと思いますけど、起こったことを受け止めて一人一人に謝罪や損害を返していく、会社の姿勢そのものだと思うので、評価するところかなと思いました。