コンプライアンス上の問題行為を理由に日本テレビの番組を降板した元「TOKIO」のメンバー・国分太一さんが申し立てを行った人権救済について、日本弁護士連合会が認めなかったことが分かりました。
国分太一さんをめぐっては、2025年6月にレギュラー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板させられた際、日本テレビから処分の根拠となったコンプライアンス違反についての具体的な説明がなかったなどとして、2025年10月、日弁連に人権救済の申立書を提出していました。
国分さんの代理人弁護士は25日、日弁連がこの申し立てを認めなかったことを明らかにしました。
代理人弁護士は「誠に遺憾であり残念な思い」とした上で、「国分氏に対する人権侵害が存在しないという結論ではないとも認識しており、引き続き人権救済の実現に至る方策を検討する」とコメントしています。
日弁連の人権救済の申し立て制度は、公的な機関とのトラブルで被害を受けたケースが認められることが多く、今回のような法人との契約内容などについて人権侵害を調査することはハードルが高く、認められなかったとみられます。