2025年も残すところ1週間を切り、年末年始に向けた食卓の準備を進めている人も多いのではないでしょうか?今年は不漁や物価高で値上げの波が海産物にも及ぶ中、店側もこの時期ばかりはと特別価格に踏み切るなど奮闘しています。

ネギトロに辛子明太子、イクラに数の子。

正月用の食材を買い求める人たちなどでこれから忙しさのピークを迎える「焼津さかなセンター」。

藤枝から:
実家へ帰るのに土産を買いに来た

近くから:
普段ここで買い物をしていて、年末で遠くにいる息子とかが帰ってくるので好きな魚を買って(あげる)

ただ、今年は物価高の波が直撃。

カネセイ水産・曽根勇吾 店長:
マグロに続いて海産物は全部上がりに上がって、今年は業者の人は仕入れが大変だと思う、本当に

農水省によるとマグロ100gの全国の平均小売価格は去年の同じ時期と比べて32円高い496円。

さらに、エビ・ブリ・サケの価格もすべて去年の同じ時期を上回っています。

長野から:
イクラが圧倒的に高い。今年はイクラ・ウニが高い

千葉から:
いま1万円くらいで1パック売っていたのが、何年か前は5000円で買えていたと思うので今年は特にイクラが高いと思う

袋井から:
今年はカキが高い。なかなかいい生ガキがない

それでも、年末年始くらいはおいしい食材を少しでも安く味わってもらいたい。

カネセイ水産では本来3200円するキハダマグロの切り落としとネギトロのセットを700円値下げしました。

カネセイ水産・曽根勇吾 店長:
本当に値段ギリギリで頑張ってそれでも年末なので特別価格でやっている店も多々あると思うが、ウチも頑張って安い値段でやっている

一方、大富水産は多くの人が価格の高騰を感じていたイクラの値引きに踏み切っていて、100gで4000円する北海道産のイクラを3000円で販売。

大富水産・増田太地 店長:
ウチはいいタイミングで買えたので安くお客さんに提供しようと思い、安く出している

さらに、大粒の牡蠣も通常価格より200円安い1800円としています。

大富水産・増田太地 店長:
最後は(値段を)下げて下げて無理やりでも売ってしまうのでぜひ来てほしい

長引く物価高で値上げ疲れも広がっていると言われる中、1年に一度のこの時期に財布の紐を緩める人、いつも以上に節約を心がける人の二極化が進む年末年始となるかもしれません。

テレビ静岡
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