2025年も12月30日に行われる富士山女子駅伝。選手を先導するのが静岡県警の白バイ隊員です。今回その大役を務める28歳の女性白バイ隊員を取材しました。
サイレンと共に光る赤色灯に、低くなる響くエンジン音。
総重量300kgにもなる白バイを華麗に操るのが警察官6年目で、白バイ隊員2年目の土屋百萌さんです。
小学1年生から12年間、陸上競技・100mハードル走の選手として活躍してきました。
幼いころから憧れていた白バイ隊。
その理由には同じく陸上競技に取り組んでいた姉の存在があったといいます。
県警本部交通機動隊・土屋百萌さん:
姉が静岡県の市町駅伝でランナーとして走っているときに、先導している白バイ隊員を見てすごくかっこいいと思い、憧れの存在となった
日々、白バイの運転技術を競う全国大会に向けた訓練に励んでいる土屋さん。
ただ、速さで競う競技と違い駅伝で求められるのは中継車と選手と一定の距離を保って走行することです。
選手の安全を守るために、練習を重ね技術を磨いています。
夢の舞台に臨む土屋さんの姿を家族も心待ちにしています。
県警本部交通機動隊・土屋百萌さん:
先導は私の1つの夢だったので私が先導に決まったと家族に伝えると私以上にすごく喜んでくれて、私の夢は家族の夢だったと実感した
そんな土屋さんとともに先導を務めるのが白バイ隊員1年目の大塚麗水さんです。
プライベートでも一緒に過ごすことが多いという2人。
経験が少なくプレッシャーも感じていますが、仲の良さを生かした連携で共に先導に挑みます。
県警本部交通機動隊・大塚麗水さん:
土屋さんと一緒にできるのは本当に心強いし、なんでも教えてくれる良い先輩なので一緒に頑張りたい
県警本部交通機動隊・土屋百萌さん:
白バイの機動力を活かして、出場選手の安全を最優先に考えて先導していきたい
大学女子日本一の座をかけて富士山のふもとを駆け抜けるこの大会。
選手たちの走りをサポートする白バイ隊員の先導にも注目です。