特殊詐欺の被害が島根・鳥取両県ともにSNS型投資詐欺とロマンス詐欺を含めた総額ですでに9億円を超え、非常に厳しい状況であることがわかりました。
島根・鳥取の両県警本部がまとめた11月末時点の被害状況によると、特殊詐欺の被害はSNS型投資詐欺とロマンス詐欺を含めた総額で、島根が9億2800万円余り、鳥取が9億1700万円余りとなっていて、両県ともに2024年の同じ時期の約1.4倍にのぼっています。
このうち2025年に特に多発しているのは、両県とも警察などを名乗って、架空の事件に関わっていると脅し、捜査と偽って金銭を要求するオレオレ詐欺の手口で、島根県内では3月に50代の女性が騙され、約9800万円もの被害に遭っています。
また12月に入っても、24日には山陰両県で3000万円以上の詐欺被害が相次いで明らかになっています。
警察は、金銭の出入りが増える年末は詐欺被害も増加する傾向にあるため、少しでも怪しいと思ったら最寄りの警察などに相談するよう呼びかけています。