クリスマスといえば…ケーキも楽しみのひとつ。天童市の洋菓子店は、クリスマスケーキを買い求める多くの人でにぎわった。
(リポート)
「店内はクリスマスムード一色です。こちらの店ではホールケーキに加えて1人用の小さなケーキも人気だということです」
真っ白なクリームを手際よく塗っていく。
クリスマスイブは、普段の100倍。約1000台のホールケーキを作る、1年で一番忙しい日。
夜明け前の朝6時から従業員総出で作業にあたっていた。
天童市の洋菓子店「ボンむらやま」では、1人で食べきれる小さなケーキも人気。
比較的安く買えることと、家族それぞれが好きな味を選べる良さがあるという。
もちろんホールケーキも根強い人気。
一番人気のイチゴが乗った生クリームのケーキや、チョコレートがたっぷりのケーキなど、予約した人たちが次々と受け取りに来ていた。
(山形市から)
「会社からプレゼントで、クリスマスケーキとシャンメリーを買った。家族でクリスマスケーキとチキンを食べてゆっくり過ごす」
(天童市から)
「クリスマスパーティーを家でしようと買った。楽しみにしてたもんね」
(天童市から)
「サンタのチョコケーキを買いに来た。(Q.何をお願いした?)ぬいぐるみ。(Q.楽しみ?)寝れなさそうだけど我慢する」
中には、ここ5年ほどずっと通っているという人も。
(西川町から)
「子どもが1歳の時にこの店のキャンペーンで半額でケーキが買えて、それ以来クリスマスケーキを予約したり、誕生日に買いに来ている。子どもがケーキを大好きなのですごく楽しみにしている」
店では、「おいしいケーキを食べてほしい」との思いから、原料の高騰に頭を悩ませながらも、値上げは100円ほどにとどめている。
(ボンむらやま・村山純一社長)
「本当は大幅に値上げしたい部分を抑えながら、周りより少しでもリーズナブルに思ってもらえたらという値段で提供している。ケーキを中心に笑顔の絶えない素敵な日になったら」
店頭に並ぶ当日分のケーキは、予約なしでも購入できる。