中国の王毅外相は22日、訪問先のタジキスタンで「日本の軍国主義の復活を決して許さない」と述べ、日本を名指しで批判しました。
中国外務省によりますと、王外相はタジキスタンのムフリッディン外相との会合で台湾問題に言及し、「外部勢力が中国の台湾に干渉することを決して許さない」と強調しました。
そのうえで、王外相は「日本の軍国主義の復活を決して許さない」などと名指しで日本を批判しました。
タジキスタン側は台湾問題をめぐり「一つの中国」の原則を支持すると表明したということです。
王外相の発言は、高市総理大臣が国会で「台湾有事は日本の存立危機事態になり得る」と述べたことなどを念頭にしたもので中国は「中国は各方面と協力し一つの中国の原則を守る」と強調しました。