アメリカで起きた貴金属強盗を捉えた映像には、警報音が鳴り響く店内で、フードをかぶった3人組が商品を盗み出している様子が映っています。

FNNは現場にいた店員を取材。
緊迫した当時の状況を聞きました。

事件は11月3日の正午過ぎ、アメリカ・カリフォルニア州の商業施設内にある貴金属店で起きました。

フードとマスクで顔を隠した3人組が拳銃を持って現れます。

店員がバックヤードに逃げ込むと、2人がショーケースを乗り越え、貴金属を奪い始めます。

残りの1人は、ショーケースのガラスを割り出したのです。

すると店員の1人が犯人に対し「Get Out!(出て行け!)」と言い放ちます。

しかし、3人組は構わず商品を奪い続け、逃走したのです。

犯行グループと対峙(たいじ)した女性店員は、恐怖の瞬間を「とても怖かったです。店の奥にいた2人が抵抗しようとしましたが、相手は銃を持っていました。私たちは叫び、警報を鳴らして周囲に知らせましたが、彼らは構わず金のネックレスなどを盗み続けました」と話します。

1分余りの犯行時間で、約1億2000万円相当の貴金属が奪われたということです。

逃走時に犯行グループと警備員との間で銃撃戦に発展。

現場にいた店員:
(警備員は)何発も撃たれました。本当に恐ろしい出来事でした。みんな少なからずトラウマになっています。

現地警察によると、撃たれた警備員は病院に搬送されたものの、命に別条はないということです。

現場にいた店員:
「銃を持てば防げる」という人もいますが、そう簡単ではありません。こちらが銃を持っていても、撃ち返してくるかもしれません。

犯行グループは、見張り役なども含め5人いたとみられていて、現地警察が行方を追っています。

フジテレビ
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国際取材部
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