6日未明に発生した台風26号。
非常に強い勢力にまで発達するとみられ、進路もフィリピン方面を通過し、進路を急展開。
来週にも日本に急接近する恐れが出ています。
9日ごろ、台風26号が接近するとみられるフィリピンでは、自宅の窓枠を壊し、窓から外へ出ると街が水没してしまっています。
4日、台風25号がフィリピンに上陸し、多くの被害をもたらしました。
フィリピン当局によると、死者は114人に上り、けが人は82人。
127人の行方が分かっていないということです。
人気観光地・セブ島の中心地に位置するセブ市の男性の自宅を見せてもらうと、家具が散乱し、辺り一面泥にまみれてしまっています。
スコップを使い、泥をかき出す姿も。
冷蔵庫など電化製品も水没してしまったといいます。
男性:
今は様々な感情が入り交じっています。悲しみとこれからどうやって立ち直ればいいのかという不安でいっぱいです。全てを失ってしまいました。服一枚さえも持ち出すことができませんでした。もし私たちを助けてくださる方がいらっしゃいましたら、本当にありがたいです。
セブ市の隣、タリサイでも大きな被害を受けました。
フィリピンを襲った台風25号は、6日夜にベトナムに上陸するとみられています。
6日、新たに発生した台風26号は今後フィリピン方面へ進み、来週以降は東寄りに進路を変え、日本列島に影響が出る恐れがあります。
台風26号は、来週半ばごろには沖縄や奄美に接近し、来週後半には本州にも接近する可能性があります。
これまでに台風が11月に本州へ接近したのは3回しかなく、異例な台風となる可能性もあり、最新の情報に注意が必要です。