発災大国と呼ばれるイタリアのような質の高い避難所をすばやく設置することを目指し、伊万里市などで実証実験が行われました。

この取り組みは発災大国イタリアの質の高い避難所の設置・運営システムを国内へ導入しようと、避難所・避難生活学会と避難所の環境改善などを目指す東京都の企業などが協力して九州で初めて行ったものです。

実証実験に参加したのは県や唐津市、伊万里市の職員、災害支援団体のスタッフなど約120人。
集中豪雨で伊万里川などが氾濫し指定避難所が冠水したという想定で行われ、唐津市の旧うつぼぎ小学校から運んだ資機材で伊万里市の旧松浦小学校に新しく避難所を開設しました。

会場には移動式の宿泊施設や医療用コンテナなどが設置されたほか、段ボールベッドを組み立てて迅速に避難所として機能するよう対応していました。

【シェルターワン 児島功社長】
「災害時にすべての人達にしっかりとした生活環境を整える仕組みに持っていくことが我々の目標なので47都道府県いたるところで実証実験・実働訓練を行ってこの活動を続けていきたい」

サガテレビ
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