クマの目撃件数がすでに過去最多となる中、11月5日、北海道の保護管理検討会が開かれ、ヒグマ警報と注意報の運用の課題が有識者から指摘されました。
札幌市中央区で開かれたヒグマ保護管理検討会。
道が実施するクマの管理計画などについて専門家から意見を募る会議で、定期的に開催されています。
人身被害を防止するために道が発出した今シーズンのヒグマ警報と注意報の運用について、基準があいまいとの指摘がありました。
「今年、知床でヒグマ注意報が発出されましたが、自治体も何が変わるのか少しあいまいだったと実感しています」(ヒグマ保護管理検討会の構成員で知床財団事業部長 山本幸さん)
会議では、緊急銃猟や春期管理捕獲の実施状況も報告されました。