長崎原爆の爆心地に近い山里小学校で、5日午前「平和祈念式」があり、子供たちが原爆で亡くなった当時の子供たちを偲びました。

平和祈念式には、山里小学校の全校児童、約550人が参列しました。

山里小学校の前身、旧山里国民学校は、爆心地から北に約600mの距離にあり、原爆で児童や教職員など1300人あまりが亡くなりました

平和祈念式は原爆投下から4年後に永井隆博士の支援でつくられた「あの子らの碑」の除幕日にあわせ、毎年この時期に行われています。

児童代表 6年生 鎌田 彩花 さん
「戦争の悲惨さと平和への思いを私は未来に語り継いでいきたい。戦争ではなく、みんなが笑顔になる世の中を望む」

式典では、山里国民学校2年生のときに被爆した榊安彦さんが被爆体験を語っていて、(爆心地から1.5kmの家野町の自宅で被爆)子供たちは「80年前のお兄さん、お姉さんが手にすることができなかった平和を誰よりも望む」などと話していました。

テレビ長崎
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