戦争の悲惨さや平和の大切さを学ぶ平和学習が宮崎県日南市の小学校で行われました。

平和学習は、教職員の退職者などでつくる「平和をつなぐ会」のメンバー3人が講師となり、日南市の大窪小学校の6年生2人に向けて行われました。

平和をつなぐ会のメンバーは、まず、日南でも空襲があったことや人間魚雷「回天」の訓練基地があったことを説明。

そして、メンバーの1人新名紀子さん(81)が、叔父が特攻隊員として出撃し亡くなったことや叔父が乗っていた戦闘機の風防ガラスを遺品として、当時の部下が40年後に届けてくれたことを話しました。

(平和をつなぐ会 新名紀子さん)
「自分たちとは関わりのないことではなく、2度と再びこのような事が起きないように私も自分のこととして、これから生きていきたいと思います」

(児童)
「すごい戦争だったんだなと思いました」
「生きているだけで幸せというのが印象に残りました」

6年生2人は、今月修学旅行で鹿児島の知覧特攻平和会館を訪れ、戦争と平和について学びを深めるということです。

テレビ宮崎
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