小林選手のようなトップアスリートの育成を目指す岩手県の取り組みです。
県内の小中学生を対象に選抜される「いわてスーパーキッズ」の選考会が、11月3日に二戸市で開かれました。
「いわてスーパーキッズ」は、オリンピックなど世界で活躍するトップアスリートを育成しようと県が始めた事業で、2025年で19年目を迎えます。
初年度となった2007年度には、八幡平市出身でスキージャンプの小林陵侑選手も選ばれています。
二戸市で開かれた3日の選考会には、県北地域などの小学4年生と6年生あわせて7人が参加しました。
子どもたちは反復横跳びやメディシンボール投げなど5つの種目の体力測定に臨みました。
八幡平市から初めて参加した小学6年生の兄と小学4年生の弟の兄弟も、緊張しながらも一生懸命に取り組んでいました。
小学4年生の弟は「オリンピックで活躍したい」と話し、小学6年生の兄は「世界陸上に出られる選手になりたい」とそれぞれ目標を話していました。
また、岩手町の小学6年生の児童は、現在、地元のサッカーチームに所属していますが、いわてスーパーキッズの活動を通してほかのスポーツにも挑戦したいと意気込みます。
岩手町の小学6年生
「小林陵侑選手のスキージャンプを見て、どんどん挑戦していてすごいから、自分もどんどんいろいろなことに挑戦していこうと思う」
選考会は二戸市を含む県内6カ所で行われ、2026年1月の最終選考を経て2026年度のいわてスーパーキッズ45人が選抜される予定です。