岩手県内では公務員志望者が減少傾向にあり、各市町村では職員の確保が課題となっています。
盛岡市では11月3日、市町村が合同で学生に働きやすさなどをアピールするセミナーが開かれました。

県が開いた3日のセミナーには28の市町村がブースを出し、大学生や専門学校生など約250人が参加しました。

県内の市町村では職員の志望者が年々減ってきているということで、県では今回早めに関心を持ってもらおうと、2027年の春卒業を迎える学生を中心に参加を呼びかけました。

自治体のうち釜石市のブースではテレワークや時差出勤の導入で働きやすさを高めていることや、世代の異なる職員同士で震災の経験を共有する取り組みを始めたことをアピールしていました。

学生たちは必要なスキルや資格について質問するなどして公務員の業務に理解を深めていました。

青森出身の専門学校生
「(岩手の)市町村のやっていることを知りたいと思い来た」

大船渡出身の専門学校生
「(地元では)山林火災で苦しんでいる人もいたので、大船渡を活気づけるために、そういうところに力をつけていきたい」

県では今後もこうしたセミナーを通し市町村の職員確保を支援していきたいとしています。

岩手めんこいテレビ
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