高校バスケットボールの全国ナンバーワンを決めるウインターカップ。その出場をかけた福井県代表決定戦が福井市内で行われ、女子は、創部2年の工大福井が足羽を破り初出場を決めました。大接戦の試合展開に加え、プロバスケットリーグと同じ演出に会場は盛り上がりました。
        
県内の高校公式戦としては初めて、プロバスケットボール・福井ブローウィンズの試合と共同で行われた県代表決定戦。1日に行われた女子は、14大会連続出場を目指す
強豪・赤のユニフォームの足羽高校と、創部2年目で初のウインターカップ出場を目指す白の工大福井の対戦です。
 
試合は、最終の第4クォーターまで接戦となります。足羽が同点に追いつけば、また工大福井がリードするというスリリングな展開です。
 
試合は、残り1.6秒。3点を追いかける足羽は最後の攻撃のチャンス、土壇場で足羽の4番川田が値千金のスリーポイントを沈め、試合は延長戦へ入ります。
 
しかし、最後は工大福井が外国人留学生の活躍と粘り強いディフェンスで接戦を制し、創部わずか2年目で悲願のウインターカップ初出場を決めました。

工大福井・林慎一郎コーチ:
「日本一を目指してやりたいと思っていますので、そういう面では力になったゲームの一つかなと思っています。こういう場でやらせてもらえるのは、今後のバスケット熱がさらにアップするんじゃないか」
 
工大福井・小池昌鈴キャプテン:
「すごい大勢の方から見られているという緊張はあったが、たくさんの人の中でプレーするという機会があまりないのですごく楽しめた。ウインターカップではベスト8以上を目指して頑張りたい」
 
高校生の試合を見た福井ブローウィンズファンは「高校生のゲーム良かったです。一生懸命さが伝わってきた」と興奮気味に話していました。
 
プロと同じ舞台で輝いた高校生たちの姿は、多くの観客の心を熱くさせました。
        
また、男子の代表決定戦は2日に行われ、北陸が98-65で福井商業を下して、47年連続のウインターカップ出場を決めています。
          

福井テレビ
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