70年の歴史を持つ富山県民手帳が、来年度版で最後の発行となり、24日販売が始まりました。

富山県民手帳は県の統計調査課内にある県統計協会が発行していて、スケジュールの
管理だけでなく、人口をはじめとした県の統計データや、主要の行政施設の連絡先などが確認できる便利手帳として愛用されてきました。

しかし、近年のスマホやパソコンなどの普及で発行部数は1986年度版の4万4000部を最盛期に今年度版は1万3000部と3分の1以下に落ち込み廃刊が決まりました。

最後の発行となる県民手帳はきょうから販売され、富山市中心部の書店では、例年よりも多い300部が用意されています。

*紀伊国屋書店富山店 白山善史店長
「それ(県民手帳)を目当てに、来ているだろうお客さんもちらほらいる。年代は高めの人が多い。毎年県民手帳を販売していたので、ちょっと寂しい。」

最後となる県民手帳は、青と緑の2色展開で、県内の書店やコンビニ、東京の日本橋とやま館などで購入できます。

富山テレビ
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