遺族の高齢化を受け10年前倒しとなりました。8日佐賀市で県主催の戦没者追悼式が開かれました。
【佐賀県遺族会 西田富子会長】
「尊い犠牲の上に今の平和があるということを次の世代へしっかりと伝えてまいります」
県主催の戦没者追悼式は戦後30年、50年、70年とこれまで20年おきに開かれてきましたが遺族の高齢化や県遺族会からの要望を受けて戦後80年となる今年、10年前倒して開催されました。
式には遺族の代表など約1200人のほか、遺族の想いや記憶を未来につないでもらおうと県内の中高生約50人も出席。
太平洋戦争までの3万5千人を超える戦没者の霊に全員で黙とうを捧げたあと、県遺族会の山下副会長による満州引き揚げの体験談や西田会長直筆の「伝えるつなぐ」の文字が中高生に手渡され、平和への思いが引き継がれました。
また、式の前には遺族の声を未来に残そうと中高生による遺族へのインタビューも行われ、県のSNSのアカウントに掲載されるということです。