人気の観光地、神奈川県鎌倉市で見つけた人力車の「レジェンド」をご紹介。
鎌倉駅から鶴岡八幡宮につながる「小町通り」で、人力車を引く青木登さん(77)。

そのキャリアは42年。
東日本初の観光人力車の車夫ともいわれる「レジェンド」だ。

35歳の時に婦人服販売店の支店長から転身。

これまで約12万人の客を乗せてきた。
「鎌倉への愛情」こだわりのスタイル
そんな青木さんにはこだわりのスタイルがある。

青木登さん:
街の景観とか雰囲気を重んじるんで、通行人とか来た方にはお声をかけない。“待ち”の営業方針を貫いています。根底はやはり鎌倉に対する愛情ですね。

この日、人力車に乗っていたのは、去年結婚した鎌倉市在住の夫婦。
青木登さん:
人力車通ります!きれいなお嫁さんが乗っていますよ。

新郎・新婦:
青木さんの後ろ姿。ねじり鉢巻きがとてもかっこよくいらっしゃって、背中も素敵だったよね。
キャリア42年…レジェンドの「決断」
しかし、青木さんは今年ある「決断」を…昔痛めた膝の状態や体力面の問題などで9月23日をもって本格的な人力車業からの引退を決めたのだ。

地元住民:
ずっと小さいときから見ていたんで。鎌倉のために貢献していただいたのでご苦労様って言いたいです。

今後は成人式や結婚式など年数回の行事だけ予約で営業するスタイルに。
「レジェンド」の走りのカウントダウンが始まった。
(「Live News days」 9月19日放送より)