高騰が続くコメ。
いよいよ北海道産の新米が店頭に並び始めたが、価格は大幅に上がっている。
新米の価格は今後どうなるのか?
“5キロ5000円弱” 高級品と化したコメ
札幌市内のスーパーで販売が始まった北海道産ゆめぴりかの新米。
5キロの価格は4838円と、1年前の新米の価格より900円程高くなっている。
「高くて手が出ない。本当大変」(買い物客)

5キロ5000円弱と高級品と化したコメ。
価格はどうなるのか?

9月17日、JAやホクレンが会見を開き、価格や新米の入荷見通しを説明した。
「全国的における食用米の作付け状況、作柄が見えておらず、需要の動向によって変わるため、現段階では見通しがしがたい状況にあります。作況とこれからの潤沢な小売店の販売ができれば、価格は落ち着いていくと見込んでいます」(ホクレン 篠原末治会長)

札幌市内のコメの販売店。
減農薬や生産者を表記するなどこだわりのコメが揃う。
先週から北海道産の新米が店頭に並び始めたが、この店でも価格は大幅に値上がりしている。
「去年の今時期から比べると5キロで700円から800円くらい値上がりした。原価では5キロで1000円以上上がっている」(こめしん 徳山大介社長)

今後コメの価格は下がるのか?
北海道産ゆめぴりかの新米は5キロに換算すると4800円程。
今の価格では利益は少なくギリギリと話す。
「高いよ。高いけど新米を食べてみるかという感じ。前は安い備蓄米を食べた」
「3キロで買うと感覚的に高い金を払っている感覚にならない。5キロで買わなくなった」(いずれも新米を購入した人)

入荷したばかりの北海道内の新米は売り切れ間近で、10月にかけて入荷が増えてくるという。
では、今後、コメの価格は下がるのか。
「今年は天候の影響なのか収量が想定よりも少ないと言っている農家が結構いて。特に北海道産ゆめぴりかに関しては今年少ないという農家は多いという印象です。少なくとも年内に関しては価格が下がるということはないんじゃないかと予想しています」(徳山社長)
大幅に価格が上がった新米ショック。生活への影響ははかり知れない。
