岩手県沖で発生した地震を受け、北海道の太平洋沿岸にも津波警報・注意報が発表されています。北海道大学の高橋浩晃教授が、今回の地震のメカニズムや津波の危険性について解説しました。

 高橋教授によりますと、今回の地震は海のプレートが東北地方の下に沈み込む際に発生する、典型的な「プレート境界型の地震」だということです。

 北海道内で観測されている津波は10cmから30cmですが、高橋教授は「津波は第一波よりも第二波、第三波と後から来る波の方が大きい場合もある。第一波が小さかったからといって油断はできない」と強調。警報が出ている間は避難を続けるよう呼びかけました。

 津波の危険性について高橋教授は「木造建築は2mほどの津波で全壊してしまう。大人でも50cmの津波に襲われただけで足元をすくわれ、歩くことができなくなる。数十cmの津波でも非常に危険だ」と警鐘を鳴らしています。

 警報と注意報の違いについては「警報が出ている地域では、津波の浸水区域にお住まいの方は避難が必要。市町村が出す避難指示に従ってほしい。一方、注意報の場合は海岸に近づかなければ安全なので、自宅にいても問題ない」と説明しました。

 高台への避難が難しい高齢者などについては「自治体が指定している津波避難ビルに逃げるのが安全だ」とアドバイスしています。

 高橋教授は「危険な場所にいる方はとにかく一刻も早く高いところへ避難してほしい。安全な場所にいる方はそこにとどまり、自治体が開設している避難所が近くにあれば、そちらに移ることも検討してほしい」と呼びかけました。

 なお、浦河町では午後6時20分ごろ、30cmの津波が観測されています。

北海道文化放送
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