サイズ補正や修理を無料で提供する定額制サービス

「新宿マルイ」の一角にある「STAMP ポップアップストア」。

アパレルブランドのポップアップストアだが、店内にあるのは、壁で囲われた個室のみで、商品や店員は見当たらない。

「STAMP ポップアップストア」
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実は、店舗に訪れた客は、スキャンルームでスマートフォンをセットし、レバーを引くだけで、自分の体形を簡単に測定できる。

体形をスキャンして測定

ここは、商品を買うための店舗ではなく、3Dスキャナーを使い、自分で採寸を行う体験に特化した店舗。
商品は、採寸したデータを使用し、オンラインで購入する仕組み。

完全無人店舗を発表したアパレルブランド「FABRIC TOKYO」が新たに始めたサービスが、新サブスクリプション。

これまで、アパレルブランドのサブスクリプションといえば、定額料金を支払い、月に数着洋服をレンタル、使用後に返却するというのが一般的だった。

新サブスクについて、「FABLIC TOKYO」の森雄一郎代表取締役CEOは、「お客様の日々の生活の悩みに着目して、今回それをサービスとして提供する。問題解決型のサブスクリプションサービスを立ち上げることになりました」と話す。

「FABLIC TOKYO」森雄一郎代表取締役CEO

余分なものを作らない 廃棄しない「循環型」サービス

オーダーメードスーツを購入したものの、体形が変わってしまったり、スラックスが先に破れてしまったという消費者の悩みが多いことから、購入後にサイズ補正や修理を無料で提供するサービスを定額制で行う。

買い換えるのではなく直すことで、購入した洋服を長く使ってもらう、いわゆる循環型のサービス。

その目的について、森代表取締役CEOは「基本的に、余分なものを作らない、廃棄しないのが非常に重要だと思っていて、社会的な意義につながるような取り組みもブランドを運営するうえでは、非常に今の時代には大事」と話している。

持続可能なファッションのあり方に方向性を示した

三田友梨佳キャスター:
この試み、山崎さんはどう思われますか?

コミュニティデザイナー・山崎亮氏:
とても良いと思います。ファッション業界は1年に4つのシーズンに新しいものを出すのではなくて、8つのシーズンに区切って新しいものをどんどん出すということまでやってきましたが、その一方で廃棄される服が多いという問題点も指摘されてきました。今回のサブスクは自分の体型の変化に応じて何度も補修できるということ自体をサブスクにしたということですから、こういう商品が出てくることは、これからの持続可能なファッションのあり方に1つ方向性を示すことになると思います

山崎亮氏

三田友梨佳キャスター:
持続可能性は今、キーワードになっていますからね

山崎亮氏:
その話をするときにいつも昔のことが言われますが、実はかつてもお直しを無料でやったり、少額でやって体型に合わせてくれるスーツ屋さんもあったのですが、これが新しい形で蘇りつつあるのかなとも思います

三田友梨佳キャスター:
アパレル業界も新しい形に変わっていきそうです

(「Live News α」9月26日放送分)