9月15日は敬老の日。

北海道の65歳以上の人は166万人あまりで、全体の33.4%と全国と比べ約4ポイント高くなっている。

元気で長生きの秘訣を聞いてきた。

北海道最高齢の“夫婦ボウラー”

9月14日、若い人に混ざってボウリングに興じていた佐藤マツエさん、孝さんのご夫婦。

「もう89歳なんだよ」(佐藤孝さん)

孝さんはまもなく89歳、妻のマツエさんは81歳だ。

共にボウリング歴は55年。

日本ボウリング場協会によると、夫婦ボウラーでは北海道最高齢。

北海道最高齢の“夫婦ボウラー”
北海道最高齢の“夫婦ボウラー”
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パーフェクトの夢への挑戦

始めたきっかけを聞いてみると――

「会社で(ボウリングを)やるのに女性が足りないので投げてくださいと誘われた」(佐藤マツエさん)

半ば業務で始めたボウリングだが、マツエさんはめきめきと上達。

7年前に左ひざに人工関節を入れたものの、現在も2週間に1度、夫婦でボウリングを楽しむことが生きがいに。

気になるスコアは――

「(最高得点は)298点。残念ながらパーフェクトは公式記録では出していない」(佐藤孝さん)

「私は出しました、300点。だから投げられればいい」(佐藤マツエさん)

「ボウリングのパーフェクトは自分の夢なので、出さないうちはやめられない」(佐藤孝さん)

パーフェクトを目指す挑戦は、まだまだ続く。

「まだまだやめられない」と意気込む佐藤孝さん
「まだまだやめられない」と意気込む佐藤孝さん

90歳超え目前の四姉妹

「しばらく!」

「しばらくだね!」

「元気そうで良かったね」

「元気かい?」

「可愛いよ。帽子をかぶってね!」

札幌市の山川良子さんが暮らす施設を訪ねたのは、3人の妹たち。

「98歳になったって!」(山川良子さん)

「94歳になりました」(次女)

「92歳です」(三女)

「90歳まではあと2か月くらいありますが、90歳です」(四女)

10年ぶりに顔をそろえた四姉妹
10年ぶりに顔をそろえた四姉妹

長寿の秘訣は「おしゃべり」

後志の寿都町で生まれ、炭鉱のマチ・夕張市で育った4姉妹。

みんな2025年に90歳超えだ。

9月15日、10年ぶりにそろった。

長寿の秘訣を聞いてみると――

「おしゃべりだね!」

「おしゃべりですね!」

「電話をかけると1時間も3時間もしゃべっている」

「同じことばかりをおしゃべりしているんだけどね!」

この日も、昔話に話が弾む。

「1時間でも3時間でも」話すと笑う四姉妹
「1時間でも3時間でも」話すと笑う四姉妹

北海道最高齢111歳・工藤さん

「あなたは北海道の発展に寄与され…」

9月12日、鈴木知事から表彰を受けたのは、工藤ミチさん。

111歳、北海道の最高齢者。

恵庭市の施設で長寿のお祝いをした。

長生きの秘訣は――

「(長生きの秘訣は)悲しいことがあっても泣けばすぐ気分が切り替えられますし、それじゃないでしょうか」(ミチさんの長男の妻 工藤慶子さん)

好きな食べ物は漬物や甘いものとのこと。

表彰される工藤さん
表彰される工藤さん

では、趣味は?

「お母さん、趣味はなに?お料理かな?」

「そうかもしれないね」

「ようかん、作ったりね」

「そうそう、そうだよね」

いま施設で料理はできないが、家族4世代分の漬物を担当していたということだ。

これからも末永くお元気でお過ごしください!

末永くお元気で!
末永くお元気で!

北海道の65歳以上の高齢者の数は166万人あまりで、全人口に占める割合は33.4%。全国と比べ4ポイント近く高くなっている。

中でも100歳以上の高齢者は、5157人と2025年に初めて5000人台に入った。これは東京都、神奈川県に続く全国3番目。

最高齢は女性が111歳で取材にご協力いただいた工藤ミチさん。男性は107歳。

これからもますますお元気でお過ごしください。

北海道は全国3番目
北海道は全国3番目
北海道文化放送
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