15は敬老の日です。那覇市では今年度100歳を迎えた高齢者にお祝いが贈られました。
県内で新たに100歳を迎えるのは、女性446人、男性59人のあわせて505人で前の年度に比べ34人増えました。
那覇市の知念市長は100歳を迎えた波平トミ子さんを訪ね、お祝いを手渡しました。
▽知念市長:
3食はきっちり取るんですか?
▽波平さん:
自分で作って(自分で作って)3食食べる?はい。沖縄のゴーヤーとかヘチマとか大好きです。
波平さんは働きながら定時制の学校を卒業し、接客を通して英語を学んだといいます。
100歳の記念にはこども達の教育に役立てて欲しいと、育英会に寄付しました。
また、来年1月に100歳を迎える上原史子さんの長寿の秘訣は「挑戦すること」です。
60代でハワイアンフラを始め、自らサークルを立ち上げて地域と交流し、今も毎週日曜日に若狭公民館で踊っています。
▽上原史子さん:
戦争で家族全滅いたしまして、私1人生き残ったんで、当時は1人生き残るよりはみんなと一緒に死んだ方が良かったという後悔もありましたけど、こうして100歳迎えるまでになって、今はすごく楽しいです。やっぱり生きるからには楽しく生きないといけないと思いましてね、趣味をなるべく多く持つようにしている。
知念市長はあやかりの杯を交わして長寿を祝いました。
県によりますと、今年、100歳以上の高齢者は1137人で市町村別にみると、那覇市が230人と最も多く、次いでうるま市や沖縄市、名護市などとなっています。