滋賀県で行われている国民スポーツ大会、水泳競技では香川が誇る2人のスイマーが表彰台にあがる活躍を見せました。

9月15日までの3日間、国スポの会期前競技として草津市で行われた水泳競技。高松工芸1年の平田統也は14日、中学3年と高校1年が出場する少年男子Bの100メートル背泳ぎで決勝に進出しました。

前の日には100メートル自由形で優勝し、国スポ2冠を狙う3レーンの平田。主戦場の背泳ぎでも序盤からスピードにのり後続を一気に突き放します。後半もリードを守りきり平田は55秒13の大会新記録でフィニッシュ。この種目で2連覇を達成しましたが、目標としていた54秒台には届かず悔しさをにじませました。

(高松工芸1年 平田統也選手)
「前日からレースが続いていて気持ちの面でもしんどかった部分があったが、最後まで心を折らずに頑張ることができた。次の大会ではベストを更新して54秒台が出せるように頑張りたい」

そんな平田が目標としている坂出市出身、パリオリンピック5位の花車優は強豪ひしめく100メートル平泳ぎで決勝に進出しました。

2025年の世界選手権は代表入りを逃し、出場できなかった花車。香川代表として出場する国スポでは後輩たちを前にふがいない泳ぎは見せられません。スタートから飛ばし前半を2位で折り返すと、後半は「疲れが出た」と話すも粘りの泳ぎで3位でフィニッシュ。2年連続で表彰台に立ち笑顔を見せました。

(イトマン東進・花車優選手)
「年に1度、香川県を背負って出場できる試合でメダルが取れたことはうれしい。最終目標はロス五輪だと思っている。そこでのメダルに向けて、きょうのタイムでは足りないので一からレベルアップしたい」

岡山放送
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