8月にブラジルで行われた新体操の世界選手権、団体総合で金メダルを獲得した観音寺市出身の高校1年生、三好初音選手が地元で練習を行いました。次の大きな目標に向かって再スタートを切っています。
(観音寺総合高校1年 三好初音選手)
「私は表現することが大好きで、踊ることも大好きなのでステップとかが見所です」
拠点の観音寺市で練習に励むのは、観音寺総合高校1年で、新体操クラブ・観音寺RGに所属する三好初音選手です。5歳の頃から競技を始めた三好選手は、2024年12月の最終選考会で合格し、新体操の日本代表、フェアリージャパンの団体メンバーに初選出。8月にブラジルで行われた世界選手権に出場し、団体総合で日本初の金メダルを獲得しました。
(新体操日本代表 フェアリージャパン)
「金メダル取ったぞ!イエーイ」
また、団体種目別のリボンで銀メダルを獲得した三好選手。この大会でのメダル獲得は香川県勢初の快挙でした。
(観音寺総合高校1年 三好初音選手)
「はじめ取った時は正直受け止められなくて、でも今思ったらすごくうれしい気持ちでいっぱいです。みんなからおめでとうって言葉、いっぱいくれてうれしかったです」
小学5年生の頃から指導している三木照世コーチは、三好選手のすごさをこう話します。
(観音寺RG 三木照世コーチ)
「5年生で入ってきた時には素材のある子だと思っていたんです。すごく良いものは持っている。それをどう引き出すかっていう所が大事だなと思っていて。研究心はすごく持っていて、あと、本番になった時に緊張よりも自分の世界に入り込める選手ではあるので、すごく世界に立つにはふさわしい選手だなという風には感じています」
「見ている人の心にすっと入る演技や表現力」が、三好選手の魅力。また、技術だけでなく、大切にしていることがあります。
(観音寺総合高校1年 三好初音選手)
「人間性が大事だと思います。例えば、大谷翔平選手みたいに普段からゴミ拾いをするとか、そういうことからつながってくる」
9月11日に観音寺市役所を訪れ、世界選手権でのメダル獲得を報告した三好選手。
(観音寺総合高校1年 三好初音選手)
「金メダルと銀メダルを取ったっていう報告ができてすごくうれしい気持ちです」
すでに次への挑戦は始まっていて、来月のトライアウトで再び日本代表入りを目指すということです。
(観音寺総合高校1年 三好初音選手)
「海外に行けるのは6人しか行けなくてオリンピックは5人しか行けないので絶対5人のメンバーの中に入って自分がつかみ取りたいです。枠取りが懸かってくるので試合ごとに、オリンピックの。なので絶対にその枠取りでギリギリを攻めるのではなくて余裕の範囲で1位を目指しロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得したいです」