夜間の交通事故防止へ緊急の啓発活動です。9月に入って、岡山県西部で夜間の死亡事故が相次いでいることを受け、警察は11日、浅口市で夜光反射材を配り、注意を呼びかけました。
浅口市鴨方町のスーパーでは玉島警察署の警察官や浅口市役所の職員らが、夜間の交通事故防止を呼びかけるチラシや夜光反射材を配りました。
岡山県西部では9月に入って交通死亡事故が相次いでいます。
9月6日未明、岡山県里庄町の県道で歩いていた49歳の男性が乗用車にはねられ死亡しました。また、その前の日の夜にも浅口市で歩行者が乗用車にはねられる事故が相次ぎ、70代の男性2人が死亡しました。
事故は3件とも夜間に発生していて、現場には街灯がなく、暗い道でした。
警察は、歩行者には夜光反射材の装着を、車の運転手にはハイビームを使用することなどを呼びかけています。
(玉島警察署交通課 坂手孝行課長)
「これから日暮れが早くなる。薄暮の時間帯は事故が多発するので、早めのライト点灯や懐中電灯など明るいものを持って散歩などをしてもらえれば」
警察によりますと2025年に入ってから9月10日までに岡山県内で発生した歩行者の死亡事故は7件で、このうち、6件が夜間に発生しているということです。
警察は今後もこうした啓発活動を行い、交通死亡事故抑止に努めたいとしています。