香川県が10億円をかけて解体することを決めている高松市の旧香川県立体育館について、再生に向けた提案を行う民間の団体と県側との2回目の話し合いが9月11日、香川県庁で行われました。
建築家などでつくる旧香川県立体育館再生委員会の長田慶太委員長と上杉昌史副委員長が香川県庁を訪れました。話し合いは非公開で約2時間行われ、県教委と県の担当者8人が出席しました。
再生委員会によりますと県が2012年の耐震診断をもとに主張している体育館が倒壊する可能性について、耐震診断結果の読み解き方を誤っているとして、改めて倒壊のリスクはないことを県側に伝えたということです。
1回目の話し合いとは対照的に今回の話し合いでは県側の反応は薄かったということです。
(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「診断書を読み切れていないところがある。倒壊の危険性を誇張していると思う」
県側は12日、淀谷教育長が会見を開き、体育館の安全性について説明する予定になっています。