8月、大阪市中央区でビル2棟が焼け消防隊員2人が死亡した火災を受け、9月11日から高松市消防局による特別査察が始まりました。

特別査察は、大阪市の火災と同じような構造のビルを対象に行われ、11日は、高松市の飲食店が入るビルで市消防局の職員らが、避難経路が確保されているかや消火器が正しく設置されているかなどを確認していきました。

8月18日、大阪市中央区で発生した火災では、ビル2棟が焼け消防隊員2人が死亡しました。この火災では、外壁の広告をつたって火が燃え広がった可能性があるということで、11日の査察でも広告の設置状況などを入念に確かめていました。

(高松市北消防署 竹内誠署長)
「(火災は)生命・財産を一瞬にして奪う危険性をはらんでいる。ハード面・ソフト面をしっかり念頭に置いて、防火意識の向上を図ってもらいたい」

(ビルのオーナーは…)
「万が一火災が起こった場合は、客を安全に避難・誘導ができる形をしっかりとっていきたい」

高松市北消防署は年内に、管内にある約100棟のビルなどで特別査察を行うことにしています。

岡山放送
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