岩手県内では8月21日未明にかけて広い範囲で大雨となりました。
線状降水帯が発生するおそれはなくなりましたが、気象台は土砂災害などへの警戒を呼びかけています。

三倉茉裕子アナウンサー
「午前9時の盛岡市内です。北上川は茶色く濁った水が勢いよく流れ、普段よりも水位が高くなっています」

前線が東北地方を通過し暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、県内は21日未明にかけて広い範囲で大雨となりました。

19日の降り始めから21日午前5時までの雨量は、雫石町葛根田で163.0mm、滝沢で138.5mm、盛岡で106.0mmなどとなっています。

県によると、20日夜以降の大雨による被害の情報は入っていないということです。

一方、交通機関では秋田新幹線の盛岡~秋田間で21日午前運転を見合わせまました。

またJRの在来線では山田線と花輪線、北上線の一部区間で運転を見合わせていて、これまでに12本の列車が運休となっています。

千葉からの旅行客
「きのう夕方から東京から秋田に行く予定だったが、途中で盛岡止まりということで急きょ盛岡に宿泊して(再開を)待っている状況」

大雨のピークは越えましたが大気の不安定な状態は続く見込みで、気象台では土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。

岩手めんこいテレビ
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