8月20日は残暑が厳しい一日となったが、黄金色に染まっていたのは、福島県会津坂下町の田んぼ。“コメどころ”会津にも一足早い収穫の秋だ。

田んぼには、稲が黄色く色づき、これからの収穫を待っている。頭を垂れる稲穂。早場米の瑞穂黄金(みずほこがね)だ。一般的なコメよりも約1ヵ月早く迎えた収穫。初日の20日は、約2.5ヘクタールで作業が行われた。
みずほ農場の猪俣泰司代表取締役は「この暑い夏なんですけども、後は水不足の中でよく稲が育ってくれたなということで、本当に感謝しています」と話す。

農林水産省によると、全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は、直近で3737円。前の年の同じ時期と比べると1.4倍の水準となっている。
早ければ9月上旬にも福島県内のスーパーで販売が始まる“新米”に生産者は…「そんなに安い値段でなくて、ある程度の値段で継続してもらえれば本当に助かるなと。今まで備蓄米出ていますけども、新米の美味さというのをもう一度実感していただきたいと思っています」とみずほ農場の猪俣さんは話した。

福島テレビ
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