8月3日夜、北海道深川市のJR函館線で人身事故が発生し、特急列車にはねられたとみられれる人の死亡が確認されました。
JR北海道によりますと、3日午後9時10分ごろ札幌発旭川行き特急ライラック41号が、深川~納内駅間を走行中、衝撃音を感知して緊急停止しました。
乗務員が付近を確認しましたが、何も見当たらず、走行に支障がないことから運転を再開しましたが、その後、後続の回送列車の運転士が線路付近で人体の一部を発見しました。
警察と消防が現場にかけつけ、列車にはねられたとみられる人の死亡が確認されました。
警察は身元の特定を急ぐとともに、事故の経緯について調べています。
特急ライラック41号には乗客約160人が乗っていましたが、乗客・乗員にけがはありません。
事故を受けて、3日夜、札幌~旭川間で、特急5本を含む7本の列車に遅れが発生しました。
また、函館線の深川~旭川間の上下線で運転を見合わせていましたが、4日午前1時20分頃から運転を再開しました。
JRによりますと、車両繰りなどのため、4日も特急3本を含む7本が運休となることが決まり、約1000人の足に影響が出るとみられています。