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プレスリリース配信元:株式会社DeltaX




株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、「高校生が選ぶ勉強場所」について調査しましたので概要をお知らせいたします。

詳細はこちらをご覧ください。

「うちの子、家ではなかなか勉強に集中できなくて…」 高校生の保護者で、こんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、多くの高校生が自宅以外の場所で勉強に取り組んでいます。
そこで塾選ジャーナルでは、高校生の保護者100名にアンケート調査を実施。高校生が自宅以外のどんな場所で勉強しているのか、またその理由について詳しく調べました。この記事では、高校生が自宅外で勉強する理由や人気の勉強場所、保護者が感じる効果や懸念点まで詳しくご紹介します。
高校生が集中して勉強できる場は「図書館」が70.7%で1位│人気ランキングと活用術
では、実際に高校生が「家以外」のどんな場所で勉強しているのか、その人気ランキングと、それぞれの場所がどのように活用されているのかを深掘りしていきましょう。

※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります。

第1位:図書館(70.7%)
最も多くの高校生に選ばれたのは図書館でした。その人気の理由は多岐にわたります。

理由(1) 静かで集中できる環境だから
- 「静かであることと、周りも勉強している人が多いのでより集中できるそうです。」

図書館の最大の魅力は、やはりその静かで落ち着いた環境にあります。周りの人も集中して勉強しているため、自然と自身も学習に没頭できるという声が多く聞かれました。

理由(2) 無料で利用できるから
- 「カフェやレストランは毎回利用するのはお金がかかりすぎるし、雑音や食品の香り等で集中できない。図書館は無料で利用できて、静か。空調も整っているので集中して快適に勉強できるから。」

経済的な負担がない点も、高校生にとって大きなメリットです。定期的に利用することを考えると、無料で集中できる環境が整っている図書館は非常に魅力的です。

理由(3) 参考書が豊富でアクセスしやすいから
- 「自宅にはない参考書が図書館にあるため。」

学習に必要な参考書が揃っていることも、図書館が選ばれる理由の一つです。また、学校の近くや自宅からのアクセスが良い場所に図書館がある場合、移動の手間が省け、効率的に学習時間を確保できます。

番外編 適度な「ざわざわ感」が良いという声も
- 「静かだけど静かすぎない。ちょうどいい騒音って言ってました。」

一見矛盾するようですが、「静かすぎない」という声も聞かれました。完全な無音よりも、適度な生活音がある方が集中しやすいと感じる高校生もいます。これは、自宅のリビングで勉強するのと似た感覚なのかもしれません。
第2位:塾の自習室(39.7%)
次に人気が高かったのは塾の自習室です。塾に通っている高校生にとって、ここは非常に頼りになる学習スペースとなっています。

理由(1) 集中できる学習環境と質問がしやすいから
- 「集中して勉強ができる環境なのでそこで勉強をしています。」

塾の自習室は、学習に特化した設計になっているため、集中しやすいという声が多く寄せられました。また、分からない問題があればすぐに講師に質問できるという点は、自宅学習にはない大きなメリットです。

理由(2) 仲間からの刺激でモチベーション維持できるから
- 「周りにも勉強している人がいっぱいいて、集中できるのと、頑張ろうと思えるから。」

同じ目標を持つ仲間が周りにいることで、互いに刺激し合い、モチベーションを高く保てるという意見も目立ちました。これは、一人ではなかなか続かない学習を継続する上で重要な要素となります。
第3位:学校の自習室(32.8%)
学校の自習室も、多くの高校生に利用されています。

理由(1) 移動の手間がなく、無料で利用できるから
- 「学校が終わって、部活も無くなったのでそのまま残って時間の有効活用ができる。」

学校の自習室は、授業後すぐに利用できる手軽さが魅力です。通学時間などを気にせず、効率的に勉強時間を確保できる上、無料であるため経済的な負担もありません。

理由(2) 友達と一緒に勉強できるから
- 「学校の自習室であればお金がかからないし、仲の良い友達と一緒に勉強できるからだそうです。」

友達と一緒に勉強できることも、学校の自習室が選ばれる理由となっています。特に定期テスト前などは、友達と教え合いながら勉強したいということもあるでしょう。
第4位:カフェ(20.7%)
リラックスした雰囲気で勉強したい高校生に選ばれているのがカフェです。

理由(1) 適度な雑音によって集中できるから
- 「コーヒーや甘いものを飲みながら周りと同じような環境で勉強できるから」

カフェの適度な雑音は、集中力を高める効果があると感じる高校生もいるようです。

理由(2) 電源やWi-Fiを利用できて便利だから
- 「スタバは単に好きだからだと思います。ドトールは本屋さんと併設されているところで、適度な静かさと、USBのコンセントが使えて便利だそうです。」

充電器の利用やWi-Fi環境が整っているカフェは、デジタルデバイスを活用した学習をする高校生にとって、非常に便利な場所となっています。
第5位:ファストフードなどの飲食店(19.0%)
手軽に利用できるファストフードなどの飲食店も、高校生の勉強場所として人気です。

理由(1) 安価で飲食しながら勉強できるから
- 「おそらく食べ物代が高くないことと、長居が許される店舗が近所にあるためと思う」

リーズナブルな価格で飲食ができる点が、高校生にとって大きな魅力です。小腹が空いた時にもすぐに食事をとれるため、長時間の勉強にも適しています。

理由(2) 友達とコミュニケーションがとれるから
- 「帰り道の自宅近くにあり中学校時代の友人も集まる為、情報交換もしている。」

友達と一緒に勉強しつつ、コミュニケーションがとりやすい場所として活用されています。
その他の勉強場所
- 友達の家(12.1%): 友達と協力して勉強したい、教え合いたいときに選ばれています。リラックスした環境で、わからないところをすぐに相談できるのがメリットです。
- フードコート(8.6%): 下校途中に立ち寄りやすく、手軽に飲食しながら勉強できる点が評価されています。
- カラオケ店(1.7%): 少数派ですが、個室で集中したい、声を出して学習したいといった特定のニーズがある場合に利用されているようです。

58%の高校生が実践!「自宅外学習」の実態
まず、高校生が自宅以外の場所でどのくらい勉強しているのか、その実態を見ていきましょう。調査の結果、自宅外で勉強している高校生は全体の58%にものぼりました。




どれくらいの頻度で自宅外学習をしている?
その頻度についても見てみましょう。



「週に1回程度」と「週に2~3日」を合わせると約88%となり、多くの高校生が週に数回のペースで家以外での学習を取り入れていました。
「家だと集中できない…」高校生が自宅外で勉強する4つの本音
(1)「自宅では集中できない」
最も多く聞かれたのが、「自宅では集中できない」という理由でした。
- 「家じゃ集中できないので、他に静かにできるところで勉強したい」
- 「自宅だとテレビやゲームなど誘惑があるからです。」

自宅には、テレビ、スマートフォン、ゲームなど、魅力的な誘惑がたくさんあります。また、きょうだいや保護者の生活音も、集中を妨げる要因となっています。特に、きょうだいがいる家庭では、
- 「三人兄弟で、下に中学生と小学生がいます。一軒家に住んでいますが、部屋は兄弟隣同士なのでちょっとした物音だったり生活音が気になるそうです。」
- 「自宅では、中学生と小学生の弟がおり、友達などを呼んだり、電話したりしてうるさいため、勉強に集中できないので、自宅以外で勉強しています。」

(2)「環境を変えることで気分転換・効率アップ」
自宅以外の場所で勉強する高校生の多くは、自宅とは異なる環境に身を置く方が気分転換になり、学習効率が上がると感じています。
- 「自宅だけでの自習だと煮詰まることがあると言っていました。」
- 「場所が変わった方が、気持ちの切り替えができて集中しやすくなるからと言っています。」

自宅での学習に飽きたり、集中力が途切れたりした際に、場所を変えることが有効な手段になっていることがうかがえます。

(3)「友達と一緒に勉強したい」
高校生にとって、友達の存在は学習においても大きなモチベーションとなっています。
- 「お友達と勉強する為、弟が居るので集中できないからと言われました。」
- 「クラスの友人と復習や予習のため、学校帰りにファストフード店やファミレスに行くそうです。勉強しながらお茶もでき、おしゃべりもできて良いとも。」

(4)「塾や学校の施設を活用する」
塾の自習室や学校の施設を積極的に利用する声も多く見られました。
- 「近くにある予備校が経営している自習室に通わせています。他の生徒さんも一生懸命勉強しているとのことで励みになるみたいです。」
- 「塾の教室であれば周りの同じ目的を持つ仲間と一緒に勉強できて、塾の講師に聞いてわからない問題をその場で解決できて、効率的に学習を進めることができるから。」

これらの施設は、学習に特化した環境が整っているだけでなく、同じ目標を持つ仲間や、質問できる講師・チューターがいるという点で、自宅では得られない良さがあります。
高校生はいつ自宅外学習をしている?
高校生が自宅外で勉強する具体的なシチュエーションについても見ていきましょう。

※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります。

最も多くの高校生が自宅外で勉強しているのは「学校帰り」であることが分かります。学校から直接、勉強できる場所へ向かうことで、自宅に帰るまでの時間を有効活用しているようです。
また、土曜日や日曜・祝祭日といった時間を長くとれる日に、自宅以外の場所でじっくりと勉強する高校生も半数近くいました。
塾や予備校の授業前後に勉強する高校生も一定数います。これは、学習内容の定着を図るだけでなく、集中できる環境が整っているため、効率的に勉強を進める目的があると考えられます。
これらのデータから、高校生は自身のライフスタイルに合ったシチュエーションで自宅以外の場所を活用していることが分かります。
夏休みも53%が家以外で勉強!高校生の長期休みの勉強場所
夏休みに自宅外で勉強する高校生は53%!



調査の結果、夏休みに自宅外で勉強する高校生は53%ということが分かりました。学期中の58%と比べると微減ではありますが、半数以上の高校生が長期休み中も自宅以外の場所で勉強しています。これは長期休み中も学習習慣を維持したり、普段以上に集中して学習に取り組みたいというニーズによるものです。
友達の家で勉強する割合が急増!夏休み人気勉強場所ランキング

※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります。

学期中と同様に、夏休み中も図書館が最も多く利用されています。ここから、無料で利用でき、静かで集中できる環境である図書館が、長期的な学習期間にも選ばれていることがわかります。

塾の自習室と学校の自習室も夏休みにおいても高い人気を維持してました。

注目すべきは、友達の家が学期中の12.1%から22.6%へと大きく増加している点です。夏休み中は学校がないため、友達と集まって一緒に勉強する機会が増えるのかもしれません。一緒に学習を進めたり、疑問点を教え合ったりするニーズが高まることがうかがえます。

一方で、カフェの利用割合は学期中よりも減少しています。これは、夏休み中は時間的な余裕があるため、より集中できる環境や、経済的な負担の少ない場所を選ぶ傾向があるのかもしれません。

このように、夏休みという長期休みにおいても、高校生は自身の学習スタイルや目的に合わせて、最適な勉強場所を選択していることが明らかになりました。
自宅外学習の効果 │集中力と学習効率があがる
効果(1) 集中できる
保護者が最も多くメリットとして挙げたのは、「集中できる環境」でした。
- 「集中できる環境が整っているからです。家だとテレビやスマホ、家族の気配などで気が散ってしまいがちですが、塾の教室なら周りの生徒たちも皆真剣なので、自然と集中力が高まるように思います。」
- 「自宅だとだらけてしまうけれど、集中して取り組めるところです。」

自宅にはテレビやゲーム、スマートフォンといった誘惑が多く、家族の生活音も集中を妨げる要因になりがちです。自宅以外の場所、特に塾の自習室や図書館などでは、周りの生徒も真剣に勉強しているため、自然と学習に集中できる環境が整っています。保護者の多くが、子どもが集中して勉強できていると感じているようです。

効果(2) やる気が出て効率があがる
また、環境を変えること自体が学習意欲につながるという声もあります。
- 「自宅との環境を変えることで、やる気がでるそうです。ずっと自宅で勉強しているとだらけてしまうそうです。」

気分転換になり、マンネリ化を防ぐ効果も期待されています。
上記のように、自宅外学習による集中力や学習効率アップの効果を感じつつも、保護者ならではの懸念の声も寄せられました。
自宅外学習の懸念点 │費用・安全・見えない状況が心配
懸念点(1) 費用面、お金の使い方への心配
- 「カフェやファストフードはお金がかかるし本当に勉強をしにきているのか半分遊びに来ているのかわからなくなる。」
- 「自分のお小遣いから飲食費用を出しているとはいえ、そこにお金を使うのが、いいことなのか疑問が残るところです。」

交通費や飲食代、施設の利用料など、自宅以外の場所で勉強するには費用がかかる場合があります。夏休みなど長期休みでは利用回数が増えることによりコストがかさむことに心配の声が寄せられました。

懸念点(2) 保護者の目が届かない不安
- 「親の目が届いていないのでどんな勉強をしているか見えないところです。」
- 「実際に何をどのように勉強しているのかがみえないため、こちらが不安になった。」

自宅外学習は、保護者の目が届かないため、子どもが本当に集中して勉強しているのか、他の誘惑に負けていないかといった不安を感じる保護者も少なくありません。

懸念点(3) 安全面への心配が残る
- 「たまに帰りが遅くなったりするので心配です。」
- 「夏休みは移動の際の熱中症が心配になります。」

特に夜間の帰宅や、夏季の熱中症など、子どもの安全面を心配する声も挙げられました。
自宅外での学習は、高校生が集中して学習に取り組むための有効な手段である一方で、保護者の方々にとっては、費用や安全面、そして学習状況の見えにくさといった懸念が生じることが分かりました。これらの効果と懸念点を理解し、子どもと話し合いながら最適な学習環境を見つけていくことが大切です。
まとめ:高校生の自宅外学習は「集中」と「効率」を求める意欲の表れ。保護者の理解と見守りが大切
今回の調査で、高校生の58%が学期中に、53%が夏休み中に自宅以外の場所で勉強していることが分かりました。彼らが自宅外で勉強する最大の理由は、集中できる環境で効率よく学習したいという強い意欲があるからです。特に図書館や塾の自習室が人気で、周りの学生からの刺激も受けています。

保護者は、この学習効果をメリットと感じる一方で、費用負担、学習状況の見えにくさ、安全面といった懸念も抱えています。

高校生の自宅外学習は、彼らが自律的に学習に取り組む意欲の表れでもあります。子どもの学力向上と成長につながることを信じ、保護者は子どもの意欲を理解して見守ることが大切といえるでしょう。

詳細はこちらをご覧ください。
アンケート調査概要
調査対象:高校生の子どもを持つ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2025年6月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「高校生の勉強場所」についての調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は「塾選調べ:「高校生の勉強場所」についての調査」と明記し、『塾選』(https://bestjuku.com)へのリンク設置をお願いします。


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