アメリカのトランプ大統領は29日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し停戦合意しなければ制裁関税を課すと警告した期限を、「今日から10日後だ」と明言しました。
トランプ氏は大統領専用機内で記者団に対し、制裁関税の発動時期を短縮する意向を示してからもロシアから「一切反応はない。残念だ」と不満を示しました。
その上で、28日には「10日~12日程度」としていた制裁関税の期限を「今日から10日後だ」と明言しました。
発言の通りに設定されれば、8月8日が期限となりロシアと取引する国に対して、約100%の関税が課される可能性があります。
また、トランプ氏は制裁関税に伴う、原油市場への影響については「心配していない」と述べた上で、アメリカが生産を増加させる考えも示しました。