アメリカのトランプ大統領は2025年11月に南アフリカで開かれるG20サミット(主要20カ国・地域首脳会議)を欠席することを示唆しました。
トランプ大統領は29日、訪問先のイギリスからワシントンに戻る大統領専用機内で、2025年11月下旬に南アフリカの最大都市ヨハネスブルクで開催されるG20サミットに出席するかどうかを聞かれ、「わからない。誰かを派遣するかもしれない。南アとは多くの問題を抱えている。非常に悪い政策を進めている」「多くの人が殺されている、多くの人がだ。だから多分行かない。行きたいけど、行かないと思う」と答えました。
南アフリカをめぐり、トランプ大統領はこれまで「白人の農家が迫害されている」と主張し、2025年5月に一部を「難民」として受け入れていました。
その後のラマポーザ大統領との首脳会談では「白人大量虐殺」の現場として記者団に写真を見せたものの、実際には南アフリカではなく、ロイター通信がコンゴで撮影したものでした。