初夏の訪れを告げる果実、『スモモ』の出荷が県内一の産地・呉市蒲刈町で最盛期を迎えています。
海風が吹き抜ける上蒲刈島の傾斜地では、島の温暖な気候を生かしておよそ20軒の農家がスモモを栽培しています。
淡いピンク色に染まった実は収穫時期を迎えた合図。
およそ13アールの畑で5品種のスモモを栽培する石井芳清さんもこの日、摘み取り作業に追われていました。
今年は春先の気温が低かったことから果実の数は少なかったものの、甘味と酸味のバランスがとれたスモモに仕上がったということです。
【蒲刈スモモ生産組合・石井芳清組合長】
「初恋の味を思い出してもらって笑顔で食べてもらえれば」
スモモの出荷は品種を変えながら7月下旬まで続き、今年はおよそ6トンの出荷を見込んでいるということです。