トヨタ自動車は、トランプ政権による追加関税の影響が注目されるなか、7月からアメリカでの販売価格を引き上げることを明らかにしました。
トヨタによりますと、アメリカで7月1日から、トヨタブランドで平均270ドル=およそ3万9000円、レクサスブランドで平均208ドル=およそ3万円、メーカー希望小売価格を引き上げます。
トランプ政権が発動した自動車や部品への25%の追加関税のコストについて、トヨタはこれまで原価低減などで吸収する姿勢を示していました。
トヨタは今回の値上げについて「通常の価格改定の一環」とトランプ関税の直接的な影響を否定していて、「価格は商品性に加えて市場や競合他社の動向を踏まえて決定している」とコメントしています。