イスラエルとイランの攻撃の応酬は週末にかけても続いていて、双方に被害が出るなど、事態の打開は見通せない状況です。
イスラエル軍は21日、イラン中部のミサイル保管施設や発射施設などを空爆したほか、イラン革命防衛隊にあるドローン部隊の司令官を殺害したと発表しました。
また、イランメディアはイスラエル軍がイスファハンの核施設を攻撃したと伝えました。
危険物の漏えいはなかったということです。
一方、イランもイスラエルへの攻撃を継続しています。
イランは20日、イスラエル各地に少なくとも20発のミサイル攻撃を行い、北部のハイファでは17人が負傷しました。
アメリカの対応が焦点となる中、双方の攻撃の応酬は激しさを増していて、事態の打開を見通せない状況が続いています。
一方、中東情勢の緊迫を受け、現地の日本人を空路で退避させる場合に備え、航空自衛隊のC-2輸送機2機が拠点となるアフリカのジブチに向け、鳥取県の美保基地を出発しました。
今回派遣される陸上自衛隊と航空自衛隊、合わせて約120人態勢でジブチの拠点に待機し、中東からの日本人の退避に備える予定です。