福島県内にも波紋が広がっている。震災と原発事故の後、福島復興に向けて応援を続けていたTOKIOの国分太一さん。複数のコンプラ違反により人気番組を降板、無期限の活動休止が発表された。
6月20日会見を行った日本テレビの福田社長は「国分太一さんにつきまして、過去に複数のコンプライアンス上、問題ある行為が認められましたので、レギュラー出演中の『ザ！鉄腕！DASH！！』の降板を正式に決定しました」と述べた。コンプライアンス違反の内容については、プライバシー保護を理由に一切公表しなかった。
■福島を応援し続けたTOKIOの国分太一さん
震災と原発事故の後、福島復興に向けて応援を続けていたTOKIOの国分太一さん。2025年5月には、西郷村で取り組むTOKIO－BAを訪れ、福島への思いを話していた。「福島県民のおじいちゃん、おばあちゃんから学んだTOKIO、そしてTOKIO－BAに来ている皆という形で、こういうものも楽しいんだよと、やっぱり伝えなきゃいけないのかなと。それが今の僕の人生になっているかなと思っています」
■福島県民も複雑な反応
20日明らかになった複数のコンプライアンス違反について、TOKIO－BAがある西郷村で県民に聞くと…。
「うそ！福島のためによかったですけど」「騒ぎがあったから、また同じようなこと起きたのかなと思ったね、がっかりだ。福島県をねアピールしてくれる人だったからね、余計感じるね」「福島県のために色々、農産物とか一生懸命頑張ってくれたから。もう一度頑張ってもらいたいと思います」と困惑していた。
■福島県も困惑 CMはどうする？
「TOKIO課」を設置し、国分さんとも一緒に企画を進めてきた福島県の担当者は「現在は情報収集を進めている段階」とコメント。
また、TOKIOのメンバーが出演し、福島県産の農林水産物の魅力を伝える恒例のCM。県の担当者は、放送が近付いていた2025年度分の扱いについて「現時点では何も決まっていない」としている。
一方、国分さんは「自分を見つめ直す」などとコメント、無期限の活動停止をホームページで公表した。
