7月に行われる参議院選挙に向け、福井県選挙区では現職と新人合わせて6人が出馬の意向を示しています。6人が立候補すれば過去最多となります。立候補予定者の顔ぶれや経歴をまとめました。
▼自民党・現職の滝波宏文氏
現在2期目の滝波宏文氏(53)は、大野市出身の元財務省職員で、2013年に初当選。2024年11月からは農林水産副相を務め、コメ価格高騰への対策などに取り組んでいます。現時点で団体や企業合わせて800の推薦を得ているということです。
滝波宏文氏:
「安いコメがないと困るという消費者が手に取れる一方で、コシヒカリやいちほまれも手に取れる選択肢が提供され、その中で平均がマイルドインフレの3000円台になってもらえばと考えている」
▼立憲民主党・新人の藤原和士氏
ユーチューバー・かずえちゃんとして知られる藤原和士氏(42)は、自らゲイであることを公表しLGBTQ+(性的少数者)の啓発活動を行っています。SNSを通じて同性婚や選択的夫婦別姓の実現を訴えています。
藤原和士氏:
「小さな声を届けたい。小さな声を上げられない人がこんなにたくさんいると知ったので、それを届けたい」
▼国民民主党・新人の山中俊祐氏
山中俊祐氏(41)は岐阜県出身で、福井大学医学部附属病院の救急科の医師。地域医療に携わる医師として県民の所得向上を訴えています。党の玉木雄一郎代表が応援で来県するなど、県内初の党公認候補として支持者の掘り起こしを急いでいます。
山中俊祐氏:
「まず最初に集中しないといけないのが経済。今年の夏は手取りを増やす夏にする。そのためには減税と積極財政が必要だと考える」
▼共産党・新人の山田和雄氏
山田和雄氏(57)は、過去の参院選には選挙区と比例代表合わせて6回立候補しています。今回も金権政治を批判し北陸新幹線の延伸凍結や原発反対を訴えます。
山田和雄氏:
「国民が力を発揮すれば、政権与党を追い落とすことができる。政治に働きかけようとしている国民とともに一生懸命戦い抜いていきたい」
▼参政党・新人の千田崇裕氏
千田崇裕氏(38)は福井市出身で、海外でのボランティア活動などを経て現在は飲食店を経営しています。15歳以下の子供1人当たり毎月10万円の給付や農業への支援を訴えています。
▼「日本保守党・新人の大坂幸太郎氏(56)
大坂幸太郎氏(56)は福井市出身で、福井市内で30年近く飲食店を経営しています。食品にかかる消費税率0%への引き下げなどを訴えています。