中谷防衛相は20日の記者会見で、中国海軍の空母「遼寧」と「山東」が、5月末から今月19日までの間に、2隻合計で約1000回にのぼる艦載戦闘機などの発着艦を繰り返していると明らかにした。
また、「山東」は、沖ノ鳥島周辺の日本のEEZ(排他的経済水域)を含む海域で、数日間にわたる艦載戦闘機の発着艦が確認されていて、計100回以上実施したことも明らかにした。
中谷防衛相は中国空母の動向について、「中国は、遼寧および山東の運用能力向上、遠方の海空域における作成遂行能力の向上こを意図しているものとみられる」との見方を示した。
そして、「防衛省・自衛隊は、引き続き2隻の空母に対し、情報収集、警戒監視を厳正に行っていく」と強調した。
また、防衛省関係者は、中国空母の練度について、「アメリカと大して変わらない」との見方を示した。