20日に発表された5月の消費者物価指数で、コメの上昇率が2024年の2倍を超えて、過去最高を更新しました。
小泉農水相は、価格の安定に向け手を緩めることなく取り組んでいくと強調しました。
総務省が発表した5月の消費者物価指数で、「コメ類」の2024年の同じ月と比べた上昇率は101.7%となり、8カ月連続で過去最高を更新しました。
小泉農水相:
随意契約のものとかが反映されていない消費者物価指数ですが、昨年と比べていまだに約2倍の状況。スピードを緩めず取り組んでいかなければいけない。
こうした中、随意契約の備蓄米放出の対象が広げられます。
20日午前10時から、外食や弁当店などの中食のほか、給食事業者も対象に加えた申請受付が始まりました。
11日から申請を受け付けている随意契約による第3弾の放出で、売り渡しが確定している分は約3万3000トンと、上限12万トンに届いていません。
小泉農水相は「できる限り隅々まで世の中に流れていくように対応したい」としています。