中東情勢が緊迫化するなか、イランのミサイル攻撃で被害を受けたイスラエル中部のペタハティクバから、FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長がお伝えします。
こちらには16日未明にイランのミサイル攻撃があり、奥の高層マンションに穴が開くほどの被害が出ました。
当時の攻撃された映像を見ると、弾道ミサイルの威力がわかるかと思います。
この攻撃で、マンションの各階にあるシェルターに避難していた2人が死亡しました。
このシェルターは、威力の弱いイスラム組織ハマスのロケット弾にしか対応できていなかったということです。
隣の建物も壁が崩れ落ちるなど大きく損傷しているほか、マンションの前にある車のフロントガラスは割れています。
今回の爆発を受けて、市民はできる限り安全性の高い地下シェルターに避難するようにしています。
――イスラエルとイランの攻撃は続いているんでしょうか?
イスラエル軍は夜の間に、60機以上の戦闘機で核の研究施設など数十カ所を空爆しました。
一方、イランから今朝も南部にミサイル攻撃があり7人が負傷しています。
イスラエルのカッツ国防相は、イランの最高指導者ハメネイ師について、「存在し続けてはならない」と警告し、緊張が続いています。