機械メーカー「大川原化工機」の冤罪事件で、捜査の違法性を認めた判決が確定したことを受け、警視庁と東京地検が社長らに謝罪しました。
警視庁の鎌田徹郎副総監と東京地検の森博英公安部長は20日午後、「大川原化工機」の本社を訪れ、大川原正明社長らに謝罪しました。
警視庁・鎌田徹郎副総監:
誠に申し訳ございませんでした。
大川原化工機・大川原正明社長:
精いっぱいの謝罪ではあるかなと思いましたけれども、検証をどういうふうにするか具体的なものを示してほしかった。
勾留中に亡くなった相嶋静夫さん(当時72)の遺族は、「謝罪を受けることはできない」として姿を見せず、警視庁と検察の検証に第三者を入れることなどを要望しました。
一方、鎌田副総監が、島田元取締役の名前を「山本さま」と言い間違える場面もあり、「機会を改めて謝罪申し上げたい」と取材に述べました。