実習先の農園で性被害を受けたとして、カンボジア国籍の女性3人が経営者を訴えた裁判が始まり、女性は「自殺したいと思ったが耐えた」などと述べました。
栃木県内の農園で技能実習生として働いていたカンボジア国籍の20代の女性は、2022年に経営者の男性(50代)から繰り返し性的暴行を受けたと訴えている他、別の女性2人も胸を触られたなどと主張し、3人で合わせて9000万円あまりの賠償を求めています。
東京地裁で開かれた裁判で、20代の女性は経営者から「ダメというなら帰国させる」などと言われ被害を受けたと説明しました。
そのうえで、「自殺したいと思ったが家族に迷惑をかけるので耐えました」と述べました。
一方、経営者側は請求の棄却を求めました。